ハーモニクス・ワルツ。

先日亡くなられた伊藤計劃さんの著作を今更ながら読んでいる。

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

虐殺器官」を読み終え、「ハーモニー」の後半にさしかかっている。
戦争、脳、言葉、いのち。
生と死、現世と死後、地獄と天国。
わたしとは何か、わたしと他者、わたしと世界。

自分でも近いテーマで書いてみたことがあるのだが、到底及ばない圧倒的な筆致。
そのすばらしさに驚嘆するとともに、故人の才能を惜しんでやみません。

もっと深く理解したいと思っていたところに、何気なく読み始めた福岡伸一さんの「動的平衡」がカッチリはまってくれました。
これまたすごく刺激的な一冊。
ロハスと言われるとちょっと眉をひそめてしまうのですが、こういう風に知的好奇心をくすぐる説明をされると興味が湧いてきます(笑)。

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

虐殺器官
「ハーモニー」
動的平衡

のワルツが、僕の頭の中で鳴り響いています。


伊藤計劃作品
動的平衡
ウォッチメン

のワルツでも可(笑)。