刀にまつわるエトセトラ。

木葉功一さんの「クリオの男」の単行本未収録作品が携帯マンガで配信されています。
見た者触れた者に人斬りの衝動を沸かせる妖刀「赤数珠」のジンクスを、クリオダイバー・矢堂一彦が解きほぐす!!

未読だったことと、最近リニューアルされた平凡社新書の刀に関する著作を二冊読んだばかりだったので、たいへん興味深く読ませてもらいました。

刀と首取り―戦国合戦異説 (平凡社新書)

刀と首取り―戦国合戦異説 (平凡社新書)

大江戸死体考―人斬り浅右衛門の時代 (平凡社新書 (016))

大江戸死体考―人斬り浅右衛門の時代 (平凡社新書 (016))

僕自身、創作物によく刀を織り込んでいるのですが*1、書いているうちに刀の持つ神秘の魅力と実用性の低さ(チャンチャンバラバラは本当に成立するのかという疑問)について考えるようになりました。

今のところ、刀は持ち手の精神性の象徴として扱う、またチャンバラをするときには一撃必殺で勝負を決めるという自分ルールが固まっているのですが(笑)、そういう意味でも「赤数珠」は我が意を得たり、の話でした。

次は銃で、そして欲望。
楽しみで仕方がありません。

*1:最初に書いたものには「赤数珠」と同じ天下五剣のひと振りを、最近書いたものには妖刀やら小狐丸(名前だけ)やら。